食べ物に乳酸菌いっぱい

乳酸菌でウイルス対策

免疫力とは、ウイルスや病原体に対する体の抵抗力のことです。
腸の中には、多くの免疫細胞が存在しています。

これらの免疫細胞を活発化させてくれるのが乳酸菌。
免疫細胞の表面には免疫系を働かせるための受容体があるのですが、この受容体に特定の成分が結合すると免疫細胞が活発化するのです。
特定の成分というのは、ラクトバチルスやビフィドバクテリウムなどの善玉菌の菌体成分。
ですから、免疫細胞の受容体に乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌の成分が結合すると、免疫細胞が活発化されるというわけです。

よく乳酸菌が免疫力をアップさせるといいますが、このようなメカニズムで免疫力がアップしていたのです。
どのような乳酸菌を摂ると、免疫力をアップさせることができるのでしょうか? 乳酸菌の中でも、免疫力アップ効果が高い乳酸菌があります。
代表的なものを挙げると、ビフィズス菌、フェカリス菌EC-12株、乳酸菌シロタ株です。
これらの乳酸菌を毎日摂ることで、ウイルスに強い抵抗力をつけることができます。

乳酸菌を毎日摂っていると風邪やインフルエンザウイルスにかかりにくいという報告があります。
乳酸菌は薬ではないので、小さいお子さんや高齢の方も安心して摂ることができます。
乳酸菌を摂っていればウイルスによる病気にかからなくなる、というわけではありません。
しかし、ウイルスによる症状を軽くすることは可能です。

乳酸菌を摂り始めても、すぐに抵抗力は上がりません。
乳酸菌による抵抗力アップ効果は、少なくとも一ヶ月以上かかります。
乳酸菌といえばヨーグルトですが、ヨーグルトを毎日食べ続ける必要はありません。
手軽に乳酸菌を摂りたいなら、乳酸菌サプリがオススメ。

乳酸菌の効果をより上げたいなら、食後に摂ると良いです。
その理由は、食後は胃酸の分泌が弱まっているからです。
胃酸の分泌が弱いうちに乳酸菌を摂れば、生きたまま腸に届かせることができます。
乳酸菌を摂ればウイルスに負けない強い体を作ることができるので、ご家族みんなで乳酸菌を摂ることをオススメします。